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池上秀畝(1874-1944)
薫風
制作年不詳
絹本着色
136×50.0 cm
IKEGAMI Shūho
Early Summer Breeze
Production year unknown
Color on silk
奇岩に雄の孔雀が毛づくろいをし、その周囲に二匹の蝶が舞っている。蝶に孔雀は応挙や芦雪らも描いているように、荘厳さを強調するための飾りとして、江戸時代から需要のあったテーマである。毛づくろいは休息あるいは、準備を表すのであろうか。花鳥図を得意とした秀畝はたびたび孔雀を描いていることから、特に孔雀図は好評を得ていたに違いない。この作品にも木炭による下描きの線が数か所見える。
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