



サイトウミュージアムピース‼
2025年3月7日〔金〕-7月20日〔日〕
サイトウミュージアムは2022年5月8日に開館し、本年が3周年となりました。ミュージアムの基盤となるコレクションは、精神科医である齋藤洋一によって築かれました。作品の美しさのみならず、作家の制作に傾ける情熱や時代を超えて訴えかけてくるひたむきな姿勢に想いを寄せ、今も収集活動は続いています。
収集当初、これらのコレクションは「ホスピタル・アート」として、安らぎや生きがいを与えてくれる美術の力を治療に活かす役割を担ってきましたが、より多くの方々に作品との対話を楽しんでいただきたいとの思いから、三重県松阪の地にミュージアムは開館しました。
近世から現代にいたるまで、作家の有名無名に関わらず作品本位の収集が行われた結果、今日ではほとんど知られていない画家や、地方を舞台に活躍した画家の作品が多く含まれることになりました。こうした、同じ時代に描かれた、様々な画家による作品を同じ空間で鑑賞することで、その時代が持っていた特色や画家たちの個性に改めて触れる機会となったのではないかと思われます。
本展は初公開を多く含む約80点を厳選し、前後期に分けて絵画の魅力を紹介しました。松阪にゆかりのある南画家・池大雅、書画家・韓天寿の作品や、近代の洋画家・椿貞雄の≪晴子像≫のほか、2F展示室では九州ゆかりの画家の作品を展示。サイトウミュージアムのコレクションが地域に偏りなく作品本位で収集していることをご紹介することができました。
■会期中のイベント
◎学藝員によるミュージアム・トーク
2025年3月16日(日)、2025年5月3日(土)
いずれも午後2時から約30分
◎学藝員による絵画のお話スライド・トーク
展示室にて絵画のよもやま話に花を咲かせます。毎回異なる内容となります。
2025年4月13日(日) ①第15回 絵画のホンモノとニセモノ
2025年6月14日(土) ②第16回 博物館概論3(博物館資料の収集・管理)
いずれも午後2時から約40分
■関連記事等
<新聞記事>
・(夕刊三重)2025年3月8日「『サイトウミュージアムピース!!展』 厳選絵画、初公開は30点 サイトウミュージアム3周年記念展」
・(中日新聞)2025年3月11日 田中善明「シャルル=エミール・ジャック《バルビゾンの羊飼いと羊》<まちなかで絵と遊ぶ117回>」
・(中日新聞)2025年3月18日 田中善明「椿貞雄《晴子像》<まちなかで絵と遊ぶ118回>」
・(中日新聞)2025年3月25日 田中善明「太田喜二郎《風景》<まちなかで絵と遊ぶ119回>」
・(中日新聞)2025年4月1日 田中善明「鳥海青児《ピカドール》<まちなかで絵と遊ぶ120回>」
・(中日新聞)2025年4月8日 田中善明「伊原宇三郎《巴里郊外 ムードン》<まちなかで絵と遊ぶ121回>」
・(中日新聞)2025年4月15日 田中善明「林重義《芍薬》<まちなかで絵と遊ぶ122回>」
・(中日新聞)2025年4月22日 田中善明「山本森之助《清潭》<まちなかで絵と遊ぶ123回>」
・(中日新聞)2025年5月13日 田中善明「中川紀元《婦人像》<まちなかで絵と遊ぶ124回>」
・(中日新聞)2025年5月20日 田中善明「別府貫一郎《ナポリとヴェスヴィオ山》<まちなかで絵と遊ぶ125回>」
・(中日新聞)2025年5月27日 田中善明「伊谷賢蔵《薔薇と桃》<まちなかで絵と遊ぶ126回>」
・(中日新聞)2025年6月3日 田中善明「山本森之助《戦場ヶ原》<まちなかで絵と遊ぶ127回>」
・(中日新聞)2025年6月10日 田中善明「佐藤敬《子供の顔》<まちなかで絵と遊ぶ128回>」
・(中日新聞)2025年6月17日 田中善明「中谷泰《摘草》<まちなかで絵と遊ぶ129回>」
・(中日新聞)2025年6月24日 田中善明「中村研一《花》<まちなかで絵と遊ぶ130回>」
・(中日新聞)2025年7月1日 田中善明「小林万吾《桃の花》<まちなかで絵と遊ぶ131回>」
・(中日新聞)2025年7月8日 田中善明「南薫造《蕎麦の花》<まちなかで絵と遊ぶ132回>」
・(中日新聞)2025年7月15日 田中善明「奥原晴湖《山水図》<まちなかで絵と遊ぶ133回>」
<TV>
松阪ケーブルテレビ「ニュースMCTV」4月22日
<インターネット記事>
・2025年4月3日 青い日記帳「サイトウミュージアムピース!!」
・2025年4月3日 号外NET 松阪市【松阪市】「この絵、あれだよね…? ユニークで奥深い「サイトウミュージアム」3周年企画展、開催中です☆ -」







